公開日 2024年11月22日(Fri)
生活福祉科の授業で高齢者疑似体験を行いました。体験装具を装着して,まずは1階にある自動販売機へ移動するため階段を下ります。
関節が固定されているため,膝を曲げづらい上に,視野が狭くバランスを崩してしまう生徒も...
続いては,小銭の中からお金を選んで,自動販売機で飲み物を購入します。手袋を着用しているためお金を掴むのも,投入口に入れるのも一苦労です。
無事に飲み物を購入し実習室へ戻ると,靴を脱いでベッドで横になります。タオルケットをかぶるのも,靴を履くのも時間がかかっております。
そこで教員から「○○さん急いでください!」との声掛けが。生徒は焦ってうまく靴を履くことができません。
そして最後に,食事の体験です。買ってきた飲み物のふたを開け,コップへ注ぎます。続いて,包装紙に包まれたカステラを片手ではがして食べた後,コップを手に取り,先ほど注いだ飲み物を飲みます。
今回の体験を通して,不便さを大いに実感した生徒たち。加齢に伴う身体的な変化を体感し,高齢者の気持ちを理解できたことで,介護者としての高齢者へのかかわり方について考える機会となったようです。